川のなかのいきものたち .入力者注 原文との差異 ●カッコ 入力者注とダブるので原本13ページで使用されている[ ]は〈 〉を仕様。 ●記号 1.機種依存文字の丸中数字は原文通りに@ABと入力。 2.機種依存文字のローマ数字は原文通りにTUと入力。 ●表 6ページ 採集できたさかなたち、12ページ 採集できた底生(ていせい)生物、13ページ 水質調査の結果はエクセルで作成。 入力者注終り .川のなかのいきものたち 中央区 魚(ウォ)ッチしたところ ..調査のあらまし 日時 平成15年7月16日 午前8時から午後3時 項目 @ 魚類 A 付着生物 B 底生(ていせい)生物 C 水質 調査点 @ 中央大橋(隅田川) A 浅草橋(神田川) B 日本橋(日本橋川) C 新亀島橋(シンカメジマバシ)(亀島川(カメジマガワ)) D 南門橋(ミナミモンバシ)(築地川) E 黎明橋(レイメイバシ)(朝潮運河) F 石川島公園(隅田川) 付着生物を調査した場所は、@,C,D,E,Fの5ヶ所です。このパンフレットは中央区水生生物調査にもとづいて作成しました。 [1,2ページに、上記に出てくる川と調査点の写真が掲載されています] ※地図は 実図(ジツズ)を多少変えてあります。 ..水の中を動いている生き物()  中央区の川は、すぐ海に流れ込みます。海には潮の満ち引きがあり、川に海水が流れ込みます。海水と淡水が混じり合う水域を汽水域といいます。このような環境を好む生き物が多く採集できました。 ...調査の様子  船の上から投網を投げて、泳いでいる魚を採集しました。  笹かごを仕掛けて、カニや小さな魚を誘き寄せて採集しました。  魚の写真を撮っています。  魚の体重をはかっています。 [3,4ページに上記の調査の様子の写真があります。また、採集した魚やカニの写真と説明があります。さかなとカニのすぐ後の数字は実際に採集した魚、カニの全長です。] ...さかなやカニの仲間  イダテンギンポ 全長 92mm 【平均的な全長】 90mm  東京湾以南から九州南部、瀬戸内海、インド洋、北太平洋西部の熱帯域に分布します。岩がゴツゴツしているところや潮だまりにすんでいます。強い歯があるので採集の時、噛みつかれることがあります。  マルタ 全長 53mm 【平均的な全長】 500mm  サハリン、北海道から相模湾、富山湾、朝鮮半島東岸に分布します。川の中流から河口・内湾にすんでいます。小さい底生(ていせい)生物を食べます。  ケフサイソガニ 甲幅 11mm 【平均的な甲幅 】30mm  北海道の厚岸から沖縄に分布します。内湾や河口の石の下にすんでいます。オスはハサミの間に柔らかい、長い毛がたくさんはえています。メスにはこの毛がありません。  シモフリシマハゼ 全長 67mm 【平均的な全長】90mm  ロシア、北海道から琉球列島、台湾、中国に分布します。カキやフジツボが付着しているような汽水域にすんでいます。雑食性です。  ボラ 全長 55mm 【平均的な全長】 600mm  北海道以南の日本および全世界の温帯、熱帯に分布します。沿岸の浅いところにすんでいます。幼魚(ヨウギョ)は河口や川で成長します。水面をよくはねます。小さいものから順にハク、オボコ、イナ、ボラ、トドと呼ばれ、このような魚を出世魚といいます。  チチュウカイミドリガニ 甲幅 33mm 【平均的な甲幅】50〜60mm  1984年に初めて東京湾で確認されました。地中海からの帰化動物です。汽水域に多く すんでいます。成長は早く、東京湾に定着しています。  なまえは なあーに?   水の中を動いている生き物(さかなやカニの仲間たち)  [生き物の写真を見て名前を探すようになっていますが、生き物の説明だけを入力します。生き物の名前のすぐ後の数字は実際に採集した生き物の全長です。]  モツゴ 全長 45mm 【平均的な全長】50〜80mm  関東地方、新潟以西の本州、四国、九州、朝鮮半島、台湾、中国からベトナム北部に分布しますが、放流により北海道から琉球列島まで普通に見られます。湖や池、沼、川の下流の泥底(デイテイ)を好み、すんでいます。環境の変化に強い魚で下水が流れ込むようなところでも姿をみることができます。  スズキ  全長 164mm 【平均的な全長】 500〜900mm  北海道南部以南の日本、朝鮮半島に分布します。小さいころは、岸近くの藻のはえているところにすみ、川に入ることもあります。親になると岸から離れ 湾の外へ出ていきます。小さいものから順にセイゴ、フッコ、スズキと呼ばれ、このような魚を出世魚といいます。  シマイサキ 全長 85mm 【平均的な全長】 200〜300mm  本州中部以南(沖縄を除く)、台湾、中国、フィリピンに分布します。内湾、沿岸の浅瀬、河口近くにすんでいます。底生(ていせい)生物などを食べます。  ビリンゴ 全長 52mm 【平均的な全長】 50mm  サハリン、北海道から九州、朝鮮半島に分布します。汽水域の泥底(デイテイ)や砂泥底(サデイテイ)にすんでいます。ふつう浅い水底(ミズゾコ)にいますが、群れをつくって中層を泳いだり、止まっていることもあります。主にゴカイなどの底生(ていせい)生物を食べています。  ニクハゼ 全長 55mm 【平均的な全長】 65mm  関東から長崎、朝鮮半島に分布します。ふつうは海にすんでいますが、汽水域や川にもすんでいます。内湾の浅瀬や藻のあるところの中層にいます。  ウキゴリ 全長 41mm 【平均的な全長】 130mm  択捉島(えとろふとう)、北海道、本州、九州の川と湖や沼に分布します。川の下流から中流までの流れの緩やかなところにすんでいます。水生昆虫や稚魚、エビの仲間の幼生を食べています。  ドロメ 全長 90mm 【平均的な全長】 80〜150mm  日本、朝鮮半島、黄海に分布します。塩分の変化や水の汚れにも強く、日があたり、暖かくなった潮だまりにもすんでいます。カニの仲間やゴカイの仲間などを食べています。  ヒメハゼ 全長 57mm 【平均的な全長】 70mm  北海道から西表島、朝鮮半島、中国、西太平洋域に分布します。河口や内湾の砂底(スナゾコ)や 藻場(もば)にすんでいます。また、ごく浅い砂浜や干潟でもみかけます。小型のカニの仲間やエビの仲間などを食べています。  アベハゼ 全長 45mm 【平均的な全長】 50mm  宮城県、福井県以南の本州、四国、九州、朝鮮半島、台湾、中国に分布します。汽水域のヘドロが堆積するような泥底(デイテイ)を好んですんでいます。  ユビナガスジエビ 全長 6mm 【平均的な全長】 20mm  日本各地、中国、台湾、日本海沿岸に分布しています。オーストラリアやアメリカのサンフランシスコ湾にもすんでいます。これらは船のバランスをとるために入れる海水(バラスト)に混じって運ばれて定着したものです。  キヒトデ 腕長28mm 【平均的な大きさ(外周)】 200mm  北海道から九州に分布します。浅瀬から やや深いところの海にすんでいます。一般名の「ヒトデ」と紛らわしいので名前が改められました。  [6ページ 採集できた魚たちはエクセルで作成] ..橋脚や護岸にくっついている生き物(付着生物)   川にかかる橋の橋脚や護岸はコンクリートでできていますが、その表面にも生き物はいます。これを付着生物といいます。  今回、海水と淡水が混じりあうところの汽水域で、潮の満ち引きにより水面の高さが大きく変化するところで調べました。潮が満ちたときの水面に近い場所を高潮帯といい、水に触れている時間が短いので乾燥に耐える力の強い生き物がすんでいます。高潮帯とは反対に潮が引いた時の水面に近い場所を低潮帯といい、水が触れている時間が長いので乾燥に耐える力の弱い生き物がすんでいます。 ...調査の様子。  決められた大きさの枠を使って生き物の分布の様子を調べます。  [ある一定の枠の中を大きくしてみた写真があります。]  枠の中を大きくしました。 ...フジツボの仲間 などをたくさん見る事が出来ます。  [7,8ページに付着生物の写真と説明があります。付着生物のすぐの後の数字は実際に採集した付着生物の長さです]  シロスジフジツボ 直径13mm 【平均的な直径】10〜15mm  本州以南に分布します。内湾の中潮帯(ちゅうちょうたい)にすんでいます。青紫色(あおむらさきいろ)の殻に白色のすじがあります。  アメリカフジツボ 直径6mm 【平均的な直径】 15mm  本州以南に分布します。内湾の潮間帯(ちょうかんたい)から浅瀬の貝類に付着して生活しています。アメリカからの帰化動物です。  ドロフジツボ 直径15mm 【平均的な直径】 15〜20mm  東京湾以南の汽水域の内湾奥部に分布します。内湾の低潮帯にすんでいます。平らで滑らかな殻は白色で青紫色(あおむらさきいろ)の縞模様があります。  ムラサキガイ 殻長(カクチョー)35mm 【平均的な殻長(カクチョー)】 70mm  日本、台湾、中国南岸(ナンガン)、東南アジア、ヨーロッパなどに分布します。潮間帯(ちょうかんたい)から水深20〜30m(メートル)の泥の上、防波堤や橋脚に群がってすんでいます。殻は薄く、青紫色(あおむらさきいろ)をしています。ヨーロッパからの帰化動物です。  マガキ 殻長(カクチョー)33mm 【平均的な殻長(カクチョー)】 80mm  サハリン、日本、朝鮮半島、中国の内湾の汽水域に分布します。潮間帯(ちょうかんたい)の岩などにくっついていたり、砂やれき(小さい石)の水底(ミズゾコ)に密集しています。おいしいなじみのある貝です。  ホンアヤギヌ 幅0.5mm  藻の仲間です。本州太平洋岸、瀬戸内海、九州、朝鮮半島、南西諸島に分布します。潮間帯(ちょうかんたい)にはえています。しばしば、汽水域にもはえています。  タマキビ 殻高(カクコー) 13mm 【平均的な殻長(カクチョー) 10mm】  サハリン、日本、朝鮮半島、中国沿岸に分布します。高潮帯からしぶきを受ける部分やいわのくぼみなどに群がってすんでいます。殻の表面は3本の太いすじがあります。冬の寒いときや産卵のとき以外は水に入ることが少ない貝です。  コウロエンカワヒバリガイ 殻長(カクチョー) 25mm 【平均的な殻長(カクチョー)】 30mm  東京湾、駿河湾、浜名湖、和歌山県、瀬戸内海に分布します。潮間帯(ちょうかんたい)の砂泥の上、杭や岩などに互いにくっつきあってすんでいます。殻は薄く、黒っぽい色をしていてホトトギスガイのような縞模様はありません。オーストラリアからの帰化動物です。 [9ページの橋脚や護岸にくっついている生き物(付着生物)、観察できた付着生物の分布の様子は説明が難しいので省略します] ..すぐ近くで見る事ができるよ 石川島公園で観察できた生き物  マガキ、シロスジフジツボ、アオノリの仲間、ホソアヤギヌ、コウロエンカワヒバリガイ、ケフサイソガニ、チチュウカイミドリガニ、タマキビ。  泥の表面や泥の中にいる生き物(底生(ていせい)生物)  川底には砂や泥が積み重なっています。その泥の表面や泥の中にも生き物はいます。これを底生(ていせい)生物といいます。  水の汚れを栄養とする藻類や微生物を食べています。また、ハゼなどのさかなたちのエサになったりします。 ...調査の様子  [調査の様子や底生(ていせい)生物の写真があります]  エクマン・バージ型 採泥器(さいでいき)という道具で水の底の泥を取っています。  網目の細かいフルイを使って泥の中の生き物を探します。  取れた生き物は、顕微鏡を使って分析室で選び出します。生き物の種類を調べたり、体調や体重などをはかります。 ...泥の表面や泥の中にいる生き物(底生(ていせい)生物)  チロリ 全長34mm 【平均的な全長】 60〜140mm  日本全国に分布します。浅瀬の砂の中にすんでいます。全身が乳白色で体の中の臓器がピンク色(ピンクイロ)に透けて見えます。釣りエサに良く使われます。  ゴカイ 全長 6mm 【平均的な全長】 50〜150mm  日本全国、中国に分布します。河口や干潟の汽水域の泥の中にすんでいます。ハゼなどの釣りエサによく使われます。  アシナガゴカイ 全長 35mm 【平均的な全長】 100〜150mm  本州中部の内湾に分布します。潮間帯(ちょうかんたい)付近の砂泥底(サデイテイ)のかなり汚れたところにも群れてすんでいます。そのため、川や海の汚れの状態を判断するのに適しています。  ミズヒキゴカイの仲間 全長10mm 【平均的な全長】 30〜150mm  日本全国に分布します。かなり汚れた潮間帯(ちょうかんたい)の砂泥の中にもぐって、密集してすんでいます。  ホトトギスガイ 殻長(カクチョー) 8mm 【平均的な殻長(カクチョー)】 20mm  北海道から九州、サハリン、沿海州南部、朝鮮半島、中国大陸沿岸、台湾、東南アジアに分布します。潮間帯(ちょうかんたい)から水深約20m(メートル)の泥底(デイテイ)に群がってすんでいます。殻は薄く、ややふくらんでいます。紫褐色の縞模様があります。殻の内面は青白く真珠のような光沢があります。  シズクガイ 殻長(カクチョー) 9mm 【平均的な殻長(カクチョー)】 12mm  北海道南部から九州、朝鮮半島南岸(ナンガン)、中国大陸沿岸、東南アジアに分布します。潮間帯(ちょうかんたい)から水深約60m(メートル)の泥底(デイテイ)にすんでいます。殻はきわめて薄く、半透明で、弱くふくらんでいます。また、滑らかで光沢があります。  ヒメシラトリガイ 殻長(カクチョー) 12mm 【平均的な殻長(カクチョー)】 25mm  日本全国、朝鮮半島、中国大陸北部、サハリン、アラスカなどに分布します。潮間帯(ちょうかんたい)から水深約50m(メートル)の泥底(デイテイ)にすんでいます。殻は灰褐色で薄く、ややふくらんでいます。  アサリ 殻長(カクチョー)14mm 【平均的な殻長(カクチョー)】 40mm  サハリンから日本、朝鮮半島、中国に分布します。潮間帯(ちょうかんたい)から水深約10m(メートル)の泥まじりの砂底(スナゾコ)にすんでいます。殻)は卵型で厚く、表面は粗い布目状になっています。おいしい身近な貝です。  オオノガイ 殻長(カクチョー) 12mm 【平均的な殻長(カクチョー)】 95mm  北海道から九州、朝鮮半島、中国大陸北東岸(ホクトーガン)に分布します。潮間帯(ちょうかんたい)の砂泥底(サデイテイ)に深くもぐってすんでいます。殻は薄く、やや弱くふくらんでいます。  ニホンドロソコエビ 全長 6mm 【平均的な全長】 オス 22mm メス 13mm  日本の内湾に分布します。やや汚れた水の中にもすんでいます。泥の底にU字型(ユージガタ)の巣を作り、茶色又は黒っぽい色をしています。  オウギゴカイ 全長 8mm  ハナオカカギゴカイ 全長 6mm  イトゴカイノ仲間 全長 65mm  スピオの仲間 全長 4mm  エドガワミズゴマツボ 殻長(カクチョー) 2.5mm  ラスバンマメガニ 甲幅 6mm  チチュウカイミドリガニ 甲幅 33mm  イソギンチャクの仲間 全長 8mm  [12ページの採集できた底生(ていせい)生物の表はエクセルで作成] ..水の状況を調査 (水質調査)  生き物がすんでいる場所の水質も調査しました。  その場所の水質状況をしっかりと把握します。  [それぞれに写真があります]  現地で水温や透視度、臭気を調べます。  分析室で溶存酸素量〈DO〉や生物化学的酸素要求量〈BOD〉などをしらべます。  [13ページ 水質調査の結果はエクセルで作成]  天気も大事な調査 (気象観測)  気温や湿度など天気の状況を調べることもとても大切です。   気温と湿度を調べます。 ..いっしょに考えよう!(ちょっとむずかしいけれど…) ...水辺にいる生き物(さかなや鳥など)にえさをあげること  エサをあげることはしないでほしいな。  植物が太陽の光や土の中の栄養を必要なことと同じで、動物も食べ物との関係がとても大切です。たとえば、魚のエサは小さな魚など、小さな魚はゴカイなど、ゴカイなどは藻類や微生物などを食べ、藻類や微生物や水の中の有機物を栄養分にするなど、それぞれをエサや栄養としています。このように、自然の中の生き物はその自然の中にいる別の生き物が食べ物です。このバランス(つりあい)を崩すことは生き物がすみにくい環境になります。それよりも、エサとなる生き物がたくさんすめる環境にすることがたいせつです。 ...生き物がすんでいるところに石を投げることや脅かすこと  脅かすことはしないでほしいな。  生き物には気が小さなものもいます。「ここは危険!騒がしい!」と思うと違うところに逃げていなくなります。するとその生き物を食べていた生き物もいなくなります。気がつくとみんないなくなってしまいます。そっと見守ることも大切です。 ...水辺にごみを捨てること  ごみを持ち帰ることをしてほしいな!  ごみが浮いている水辺は、生き物にとってすみにくいし、私達が見ていても見苦しいものです。また、生き物が間違ってごみをたべてしまい、お腹の中に残ったり、息ができなくなるなどで、死んでしまうことがあります。ギンポ(3ページの水の中を動いている生き物を参照)の仲間は空き缶の中に卵をうんだり、ふ化した稚魚がすんでいることがあります。しかし、ある時、空き缶の口より大きくなったことを忘れ、缶から出られず缶詰になった、と笑えない話があります。水辺に行ったときは[落ちているごみを1つ、持ち帰る]ことが大切です。「来た時よりきれいに!」お願いします。 ...生き物を違う場所に移すこと  ペットや水槽の生き物を自然に放すこと(放流)はしないでほしいな。  生き物が少ないから友達を増やそうとか、水槽で育てきれずに川などに放すことは、もともとその場所で生きてきた生き物の生活を壊したり、追い出したりすることがあります。また、放した生き物もエサや環境が合わず死んでしまうことがあります。ペットなど生き物を世話する時は、その生き物のことをよく勉強し、死ぬ時まで世話をすることが大切です。それができないときは、はじめから生き物の世話をしない(あきらめる)こともたいせつです。小さくても命です(命!) .むずかしい言葉の説明 ..[潮間帯(ちょうかんたい) 高潮帯、低潮帯、中潮帯(ちゅうちょうたい)を絵で説明してあります。] ..潮間帯(ちょうかんたい)  潮が満ちると水面に沈み、潮が引くと水面より上になる場所いいます(絵を見てね) ..高潮帯(こうちょうたい)  潮が満ちたときの水面に近い場所をいいます。 ..低潮帯(ていちょうたい)  潮が引いたときの水面に近い場所をいいます。 ..中潮帯(ちゅうちょうたい)  高潮帯と低潮帯の中間の場所をいいます。 ..干潟(ひがた) 遠浅の海で1日のうち数時間は潮が引いたためにできる砂や泥の陸地をいいます。いろいろな生き物が生活しています。水をきれいにする働きもあります。 ..汽水域(きすいいき)  海水と淡水が混じり合う場所(河口や海の近くにある湖など)をいいます。 ..帰化動物(きかどうぶつ) ヨーロッパやオーストラリアなどかいがいから日本に移りすむなど、もともとすんでいた場所から人のなかだちで違う場所に移り、そこにすむことができるようになった動物をいいます。 ..藻場(もば)  水の中で成長する植物や藻がたくさん集まっているところです。植物の光合成により水に酸素を与えたり、生き物の産卵や稚魚のすみかとして大切なところです。 ..顕微鏡(けんびきょう)  人の目でははっきりと見ることができないほど小さな生き物(微生物)を見るための理化学の道具です。 ..透視度(とうしど)  水のにごり具合の目安です。透明な管に水を入れて人の目で測定します。 ..溶存酸素量(ようぞんさんそりょう):DO   水の中に溶けている酸素の量です。水中の植物の光合成や空気中から溶け込みます。生き物がすむには5mg/l(リットル)以上が必要です。 ..生物化学的酸素要求量(生物かがくてきさんそようきゅうりょう):BOD   川の水の汚れの度合い(めやす)を示します。この数値が大きいほど汚れています。5mg/l(リットル)以下が望ましいです。 ..環境基本法(かんきょうきほんほう)  私達が生活していく上で必要な健康と生活環境を守るためにつくられた法律です。 ..環境基準(かんきょうきじゅん)  法律(環境基本法)で決められた環境 の目安です。水、空気、音、土について定められ、子の中で川や海などの水質の基準が決められています。  [むずかしい言葉の説明を終わります] .中央区の水辺には、 水の中を泳いでいる魚類、泥の中にいる底生(ていせい)生物、橋脚や護岸に付着している付着生物など普段気が付かないところにも多くの生き物がいます。これら生き物は、その場所の環境により数や種類が変化します。その環境とは、生き物が静かに休める場所などの有無や水の汚れ 具合いです。今、少しずつですが、すみやすい環境になってきた場所ができてきました。  私達は多くの生き物がいきいきとすめる環境をつくり、守ることがたいせつです。そのためには、せっけんや洗剤の使用を適量にしたり、油や食べ残しを下水に流さないなど家庭から出す排水に一人ひとりが気を付け、水を汚さないことや水辺などにごみを捨てないことも大切です。そして、東京などにわずかに残された干潟や砂浜、生き物がすみやすい水辺をこれ以上へらさないことです。  多くの生き物が暮らせるように、みんなでいろいろな工夫と努力を続けましょう。 .参考図書  / 東京の川と海のいきもの (東京都環境局 発行)  日本海岸動物図鑑 T,U (株式会社保育社 発行)  生物大図鑑 貝類 (世界文化社 発行)  新さかな大図鑑 (株式会社週刊釣りサンデー 発行)  日本の海水魚(カイスイギョ)、日本の淡水魚(株式会社山と渓谷社 発行)  日本産 魚類検索 全種の同定(東海大学出版会 発行)  瀬戸内海のさかな (瀬戸内海漁業調整事務所 発行)  海洋と生物85 vol(ボリューム)15  No(ナンバー)2 (生物研究社 発行)  参考HP / 生物多様性 情報システム (環境省自然環境局)  資料提供 / 財団法人 水産物市場改善協会おさかな普及センター資料館  このパンフレットは、ひとりでも多くの人に川の生き物たちに興味と関心を持っていただくために作成しました。 .川のなかのいきものたち  刊行物登録番号 15−087 平成16年3月 発行  発行・編集/中央区環境部環境保全課公害監視係  東京都中央区築地1−1−1 電話03−3546−5407  印刷 / 株式会社一九堂(イチキュウードー)印刷所  東京都中央区築地1−9−5 電話03−3542−0191  [川の中のいきものたちの入力を終わります]